マンガ

わにとかげぎす(1) (ヤンマガKCスペシャル)

実は稲中以来読んでなかった古谷実作品。 シチュエーションやキャラは最強伝説黒沢 1 (ビッグコミックス)を思わせる「テンパってるダメ中年の日常」なのだが、読者の感情移入や同情を許さない突き放したスタンスが決定的に異なる点か。 単に怖いもの見たさで…

働きマン(1) (モーニング KC)働きマン(2) (モーニング KC)

おぉ、正統派の面白さ。 実は監督不行届 (Feelコミックス)しか読んだことがなかったロンパースもとい庵野モヨコ作品。こうゆうの描ける人なんだ。 内容的には「こんなマンガなのかなぁ」と想像してた通り、「全力で働くということの痛快さ」が主題の、読むと…

屍姫 1 (ガンガンコミックス)屍姫 2 (ガンガンコミックス)

なんとなく気になったので読んでみた。 秘儀によって仮初めの生を与えられた死せる少女・屍姫たちが、邪悪なリビングデッドどもを再殺!再殺! という説明だけを聞くとだいぶアレな内容なんだけれど、実際かなりすごいです。一見普通の女の子な彼女たちもリ…

ガゴゼ 第1巻 (バーズコミックス)

アマゾンのリンクで絵がでないので幻冬の直販サイトへもリンク。 http://www.gentosha.co.jp/search/book.php?ID=601191 いつものブックファースト渋谷店で発見。WEBコミックの単行本化というのもなんだか掘り出し物がありそうで。 上手い! 自由闊達なビジ…

D.Gray-man (3) ジャンプコミックス 家庭教師ヒットマンREBORN! 5 (ジャンプコミックス)

本誌ではチラ見しかしてなかったので、この機会にこれらの巻までキチンと読みしてみた。 Dグレは独特の美意識が圧倒的に見せるなぁ。それを読者にストレスなしに伝えられる作画と構成のクオリティは、これが初の連載作品とはまるで思えない素晴らしさ。この…

週刊 石川雅之 (イブニングKC)

描いてることは今と何一つかわってないんだよなぁ。バカバカしいことを全力でやる姿勢とか、ものすごくキッチリとオチをつけたがるところとか。 もやしもんの雰囲気が好きなら間違いなくオススメ。 個人的には性転換とタコの話が。

どこへ行くのか

まずはこのリストを見て欲しい。 この作家陣には、ある共通する要素があるのだが、それがわかるだろうか?ハートカクテル (1) (講談社漫画文庫)作者: わたせせいぞう出版社/メーカー: 講談社発売日: 1995/11メディア: 文庫 クリック: 47回この商品を含むブロ…

SDガンダム 武者番長風雲録(1) (講談社コミックスボンボン)

な、なななな……ナットクいかねぇえええ!!!!! 普段は半パンランドセルの甘えん坊ショタっ子ガンダムが、熱血回路でバンカラスタイルの番長ガンダムに! ……おおぅ、クラクラする設定がマーヴェラス……。 ガクラン漫画にはちとウルサイこの俺様に、いつものブッ…

されど罪人は竜と踊る (カドカワコミックスAエース)

あの「され竜」がマンガ化。 小説版を最初からなぞるのかと思いきや、短編の話から始まる構成なのでちょっと意表を突かれる。「まずは短編で原作者と漫画家の連携を鍛えつつ手ごわい原作に挑むっつう算段ですね」などと思っていたらこれタイトルに一巻って書…

こどものじかん 2 (アクションコミックス)

子供が生まれるとペ○野郎という病気は治ります。断言。 おっきくなったりしんみりしたりと、物語としては一気に深みを増した二巻。しかし、読者がそういったものを求めているのかは治った私には何ともコメント致しかねます。 ただ、子供特有のなにげない仕草…

CYNTHIA THE MISSION 1 (ZERO-SUM COMICS)〜(3)

タイトルすら聞いたことなかったですが、知人に紹介されて最新刊まで読んでみた。 面白ーい! 物語としてはエアマスターみたいな話なんだけど、もっとエグくてなおかつ萌えるっつうか。バキとかブラックラグーンの双子あたりの話とか速攻生徒会とかとか、そ…

会社休んでGの影忍

本日は会社を休んで、ついに「Gの影忍 (電撃コミックス)」を読んだ。 いや、かなりカゼ気味っぽかったので。 やはり期待した通り……なんというか……凄い。 序盤はまだ作者であるこやま基夫氏の照れがあるのだが、後半になるにつれ奇想がオーバードライブし、つ…

読んだメモ

殻都市の夢 (F×comics) 本人的にはやや肩の力を抜いて描けたであろう連作。それがいい具合に全体の焦点をぼかしており、不思議な居心地のよさを生んでいる。あんまりギチギチしてない。 再認識したけれど、この人は描こうとするテーマを非常に明確に一話の作…

Pumpkin Scissors(5) (KCデラックス)

パンプキンシザーズはグッズの製作が決まってから読みましたが、かなり好感触。「最近のでなんかオススメマンガない?」って質問への答えの候補に入れておこう。 この作品はマンガとしての感触がなんとも不思議。作者は意図していないのだろうが、たぶん作中…

天の覇王 1 (BUNCH COMICS)

絵のイメージがなぁ……とか思いつつも、なんだかんだでやっぱり気になるので読んでみた。 これは……予想のはるか上をいくかなりのラオウっぷり。正直驚いた。 ストーリーの構成は、今春公開された劇場版と原作の漫画版の設定を踏襲しつつ、そこへと至る過程の…

超無気力戦隊ジャパファイブ 1 (ヤングサンデーコミックス)

なんかブックオフ渋谷が超大量に平積み展開してたので思わず読んでみた。 うわぁ…… 徹底的にくだらない下ネタメインの戦隊モノパロディギャグ……。 漫画を雑誌で買う習慣がまったくないので、こうゆうヤング誌っぽさ溢れるのはものすごく久しぶりに読んだなぁ…

鉄のラインバレル 1 (チャンピオンREDコミックス)

以前から書店で気になっていたので読んでみた。 メカかっちょええ! 初めてFSSを読んだときのような「なんじゃこりゃ→すげぇ!」の感覚を若干感じさせてくれる作品。 一巻の時点ではまだストーリーは本格始動していないのだけれど、独特のどこか突き放したよ…

もやしもん(3) (イブニングKC)

うーん、もやしもんは確かにオリジナリティあふれる面白いマンガなんだけれども、その面白さを伝えるのが非常に難しいんだよなぁ。 内容は「細菌を肉眼で見るという超能力の持ち主の主人公がいて、農大で発酵の研究をする」マンガ。 うーん、「なんでそんな…

シグルイ 6 (チャンピオンREDコミックス)

あいかわらず素晴らしすぎる! 「実は自分はもう死んでいて、眼前の光景は本物の地獄なのではなかろうか」 この巻はまさにそんな感慨を抱かせる悪夢のような読書感。 鮮烈すぎるゆえか夢幻にたゆたうが如く朦朧と最終ページへ……大変なことになってしまいまし…

再会&引き継ぎ

マンガ黄金時代 ’60年代傑作集という非常に良質な60年代マンガのコンピがある。 執筆陣もすさまじい顔ぶれで、アマゾンから目次を転載させてもらうとこんな感じだ。 ジョーを訪ねた男(手塚治虫) ラララの恋人(滝田ゆう) おせん(楠勝平) ゼンマイ仕掛けのま…

絶望先生、CLAYMORE、ブラック・ラグーン

さよなら絶望先生 3巻 ハラハラしながらも安心して楽しめるいつもの黒いの。そういえば、いつの頃からか久米田マンガは久米田先生そのものを透かして読むという楽しみが付加されていた。 CLAYMORE 1〜3巻 設定イメージにビタッとハマる独特の表情の描き方は…