カオス本棚自慢

自宅の本棚を自己ソシャるのが流行ってるらしいので便乗して蔵書自慢。

いちおうデザイナーっぽい場所から出してみる。グラフィックソース系もちらほら。
Kozik氏の画集もほとんど持ってるけど、グッズのデザインと相性が良すぎるので会社に置いてあるのです。

文庫まわりその1。趣味が丸わかりだけど、「本が好きな人」としては割と普通のラインナップなのでは?

このへんからちょっと変。ロシア語とアラビア語とMCハマーとデステクノとピンストライプの教則ビデオが混じってる。

年代も内容も脈絡のないコーナー。「ライフゲイムの宇宙」は現代数学論に見せかけた哲学書、理数系な人生のバイブルになり得る名著!(逆さだけど) 兵隊さん物語は母方の祖父の遺品、これがまた面白い。

戦後すぐのカストリ本多し、エロ系と講談系。足洗邸の右の「随想」は太平洋戦争会戦直前で終わってる学生さんの直筆日記、ゴミ捨て場でゲット。その右は昭和九年と十五年の現代用語辞典(イミダスみたいな)。触るとページ端がパラパラ崩れてくるので封印してあるのだ。

完成までに75年を要した世界最大の漢字辞典「大漢和辞典」の一巻(だけ)の右にあるのは「画報近代百年史1850-1950」。これは1952〜54年までかけて刊行された歴史ムック全集、ビジュアルやロゴワークがとても充実しているので眺めるだけでも楽しい。
他は初期90年代のクラブ雑誌コレクションなど。「PUMP」誌1993年1月号背表紙の「特集:レイグ」という誤植はもはや伝説的。

薄っぺらすぎて立てて保存できなさそうな古雑誌とかいろいろ。
コレクターのド定番・戦時中に刊行されていたビジュアル情報誌「寫眞週報」や戦後の混乱期に乱造されたエログロ系カストリ誌、急激に流入してきた海外の最新科学を少年たちに伝えた科学雑誌レモンピープル創刊号(千乃ナイフ氏デビュー作が載ってる)、アージュとアリスのファンクラブ会報、未裁断のパチヒーローメンコなどがごたまぜに積み上がってるゾーン。

結婚後、何度も引越しして広くなったり狭くなったりを繰り返した結果、「手放すと後で手に入らないようなもの」ばかりに絞られてこんな感じのラインナップになりました。実はあとダンボール1箱分くらい押入れにあるんだけどね。
とりあえず古本が好き(自分が当時買ってそのまま持ってる本も含めて)。現在からその時代へと直接繋がるような感覚がたまらないよね。今一番欲しい本は和漢三才図会。
あ、漫画やラノベはほとんど全てを会社の本棚に置いてます。

ちなみにエログロ系カストリ誌ってのはこうゆう奴。

写真は「奇抜 昭和26年1月 奇抜珍妙ソワソワニヤニヤ號」。ちょい厚めのエロ同人誌くらいのサイズ。
6年前(戦時中)の「寫眞週報」と見比べると、つくづく人間ってタフなんだなぁ、と思う。
内容? それはお買い上げいただいたお客様だけがご存知なので御座います。