暗闇にヤギを探して〈3〉 (MF文庫J)

暗闇にヤギを探して〈3〉 (MF文庫J)

暗闇にヤギを探して〈3〉 (MF文庫J)

暗ヤギ1巻
http://d.hatena.ne.jp/y05k/20061005
暗ヤギ2巻
http://d.hatena.ne.jp/y05k/20070206/p2
……と、読み続けて今回が最終巻。エロゲで言うとトゥルーエンドじゃないルートに話をもっていった感じ。まぁ展開としては何をやっても個人的に許すんだけど、「らしい」落としどころを用意してくれたのでシリーズ全体としてかなり満足でした。人には薦めづらいんだけどね。
学校の屋上で夜空の星を撃ち落とすライフル少女のエピソードなんかは稲垣足穂の鉱物的食感。あぁそういえば朦朧としながら透き通ったタナトス的包容力はちょっぴり似てるかも。こうゆうのを気持ちよく描ける才能は貴重だと思うよー。
これがデビュー作だという著者・穂史賀雅也氏の名前は覚えておこう。次シリーズが出るとしたら絶対買う作家リスト入り。