世界の中心、針山さん〈2〉 (電撃文庫)

成田のアニキ最新作。
一つの街を舞台に奔放な発想で書き散らした短編が三本、でもって単行本化の際にそれらのエピソードと登場人物を繋いで大オチへと至る中篇を書き下ろし、というセルフ三題噺をこのオモシロさでコンスタントに書けるのがこの人のマエストロたる所以。やっぱ凄いわ。
あんま関係ないけど、文庫の口絵ってなかなか見ないよね? 個人的には移動中や外食中に読むことが多いので、あんまりカラー口絵を眺めてるとラノベ読んでるのがバレそうだし、本編のネタバレになる可能性も怖い。どっちの意味においても、成田作品には口絵にいろいろとテキストが乗っかることが多いからなおさらだ。というワケで、読了したつもりでも口絵部分だけ読んでなかった事に気づきましたよ。
そういえば「ラノベは表紙外して持ち歩いて読む派」なので、自分の中では意外と表紙絵のイメージと内容が一致してません。いつもブログ書いてみて「あぁこんな表紙だったっけ」と確認する感じ。