弩月万罪―Typeーmoon作品集 (IDコミックス DNAメディアコミックス)

弩月万罪―Typeーmoon作品集 (IDコミックス DNAメディアコミックス)

弩月万罪―Typeーmoon作品集 (IDコミックス DNAメディアコミックス)

CYNTHIA THE MISSIONの作者である「高遠るい」氏の同人時代の名義でのTYPE-MOON系アンソロ作品をまとめたものをようやく入手。読みは「どつきまんざい」。
CYNTHIA THE MISSION 1 (ZERO-SUM COMICS)を読んで「あぁこの人はTYPE-MOON大好きなんだなぁ、あとバキも」と思ったんだけど、

月姫」アンソロジーの仕事をいただいた2002年の春から約二年半、起きている時間の少なくとも1/4くらいはTYPE-MOON作品のキャラクターのことを考え、漫画に描いてきた。
>あとがきより

納得すぎる。
とりあえずTYPE-MOON作品(特に月姫)と高遠るいという作家の両方に興味がある人にとっては避けて通れない一冊。現在とはまったく違う、ある意味予想通りの昔の絵柄も見れるのだ。他社のアンソロに収録されている分もまとめて読みたいけど集めるの大変だよなぁ。と、ここで「もしや」と思って過去に一度だけ自分が参加した他社の月姫アンソロ本を引っ張り出してみたら、案の定作家陣に「しとね」の名前が。同じ本で仕事してたとは……。改めて読んでみると2003年の作品の時点ですでに「部分的に安達哲の絵柄だよなコレ……」という感想を抱いていたことを思い出した。CYNTHIA THE MISSION 1 (ZERO-SUM COMICS)を読んだ後にも安達哲氏と高遠るい氏の関係をさんざんググってみたんだけど、いまだに関係性は見つからず。オマージュというには不必要な部分までナチュラルに似てるんだよなぁ。まぁ高遠るい氏という存在そものもがネロ*1のように無限吸収合併型の総体っぽい面もあるので別にいいんだけどとりあえず好きです。
というか、リンク作ってたら発見、マジですか、こんなブツが出てたとは。

セル塗りっぽい処理だともはや言い訳のきかないハゲっぷり。

*1:どうぶつびっくり箱