ギロチンマシン中村奈々子―義務教育編 (徳間デュアル文庫)

ギロチンマシン中村奈々子―義務教育編 (徳間デュアル文庫)
「本日の処刑を実行させていただく、執行人は、」そう告げるセーラー服の少女の両腕は、奇怪な金属の刃。「わたし――中村奈々子でございます」
この設定にあえなくノックアウトされて、久々に読んでみた日日日の新作。
この上腕部の切断肢っぽい形状デザインが医療器具チックでたまりません。しかも中村奈々子さんの手には指的なものが何もないので、彼女の日常生活は非常に不便なのです。コップすら持てないところがまたたまらない!
まぁそれはさておき、さておきですが、本作はこれ一冊では全然完結してませんのでご注意を。いつもの日日日のように、微妙に主題を掴ませないストーリーテリングの所為かとも思ったが、なんだかいつもより読みづらい。と、思っていると、あとがきにて「読みにくかったでしょう?」と言っているので、なんらかの実験中なのか? 次巻はしょきんと頼みます。

追記
http://www.tokuma.jp/edge/05news.html
徳間のサイトで設定画が公開されてるのを発見。
中村奈々子さんの左手の絵はここでしか見れないぞ。