苦節一年!コキュートス&アズュール出来!

灼眼のシャナ (電撃文庫)
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灼眼のシャナ「アズュール」[←別ウィンドウで開く]
お待たせしました、商品化までに一年もかかってしまった力作、コキュートスとアズュールです。
しかしこれは大変だった……。樹脂の収縮率や細い金属部の強度の問題なんかで、延々とサンプルを繰り返して時間かかっちゃいました。が、そのぶん納得のいく仕上がりになったと思います。
一番のポイントは、枠の金属部分をロウ付けして組み立てた後、側面にできるパーティングラインを磨いて消してから、クロスするリング部分のみ金さしメッキ仕上げしているところ。(ちょっとこの写真だと金色部分と銀色部分がわかりにくいですが……) そういえば金さしメッキの実際の工程はあんまり把握していないので、次回工場と打ち合わせる機会に聞いておきます。
樹脂がちゃんと半透明のスモークブラックなところもオススメのポイントです。本当はアラストールが表出している時の演出っぽくするために、金とメタリックレドのラメフレークをちょっぴり混入して成型しようと計画していたのですが、どうしても硬化時間のあいだに沈んで溜まるようなので泣く泣く断念、ならばマスク型を彫って樹脂表面に火の粉のような金色塗装をかまそうかとも思ったものの、文字通り表層的な表現になりそうなので、いっそアラストールがおとなしい時の仕様のほうが潔いかと思い、半透明の黒い樹脂そのままでいくことにしました。
写真だとサイズがわかりにくいですが、このコキュートスは相当デカいです。おそらく設定サイズの一回り半は大きいと思います。設定サイズ実寸だと、おそらくおおきなおともだちが身に着けたときに、絵で見ている印象よりはるかに小さく見えてしまうので……*1。あと、コスチュームに合わせる使い方を想定すると、こうゆうキャラデザのポイントになるアイテムは多少おおげさに見えたほうがそれっぽいんだよね。
コキュートスもアズュールもできばえの割には非常にお買い得感のある仕上がりになったと思いますが、とても残念なことに、ロットの関係で両方ともおそらくリピート生産できません。期せずして初回限定生産でおしまいです。納品はやや先ですが、欲しかった人はぜひご予約を。

*1:シャナの身長がちっさすぎるのが原因