されど罪人は竜と踊る

されど罪人は竜と踊る (角川スニーカー文庫)
叩きつけるように押し寄せるジャーゴンと戯言に圧倒される異様な迫力を持つ作品。
理数系の発想でガッチリと組み上げられた独自の魔法体系に支えられた世界で、二人の野良魔法剣士(♂)が繰り広げる理詰めの高速物理化学戦闘。それを描く類を見ない文体がかき鳴らす高速のリズムが心地よい。いろんな意味で未体験の新境地に驚かされます。ラノベってこうゆうこともできるんだぁ……。テキストでビジュアルを喚起させるのが上手いなぁと思ったら著者の方は元漫画描きでしたか。
さらにおそらくその著者は持てる科学知識を総動員してありとあらゆる方法で人体を破壊することばかり考えているド変態(いい意味で)。
読み始めてすぐに「うわBL小説かよコマル」と思ったもののそういった心配は無用でしたこともここに記しておきます。全然まったく興味ないのですが強いていうならガユギギかなぁ。ガユギギ の検索結果 約 8 件中 1 - 5 件目 (0.53 秒) 。強気受け異端。