図書館戦争

図書館戦争
電撃文庫でも書いてる著者のどデカいハードカバー。メディアワークス刊。
検閲機関「メディア良化委員会」と、書物の自由を守ろうとする図書館の抗争が激化し、双方が武装化している仮想日本。
ボリュームにやや硬めの文章と、一見とっつきにくそうだが、テンポの良さと台詞の上手さで実はするっと読みやすい。あとがきで著者も言ってるように、実写ドラマ映えしそうな内容。つかこれ映画化されそうな木がするなぁ。ただ、個人的にはもう少しボリュームに相当する物語の重さが欲しかった。
電撃文庫の広告で気になってる人も多いとは思うけど、いわゆる「電撃文庫」を期待せずに、普通の新刊ハードカバー小説だと思って読むべし。